みなさんこんにちは！最近ゲタにわりと乗ってるゲタ大使です。

大使館新報呑気っていうＡ４の自作新聞を去年の秋からたまに演奏会（講座）の会場で発行していますが、2003年に書かれた「ゲタゲタ通信」という昔の記事ばかり載せてますので、これからの大使館新報はもっと新しいことを書きます。そして、大使館古報ってのもたぶん出していきますのでどうぞご容赦のほどよろしくお願いいたします。

と、こちらのページをご案内したときに書いたのですが、大使はその後足の具合が悪くなってしばらく寝てばかりの日々を過ごし、起きているとしんどかったものですから、新しい大使館新報にも古報にも取り組む時間がありませんでした。ご容赦くださいませ！！

さて、独立研究者森田真生さんのことは、日本の多くのみなさんがご存じの状態になってまいりました。知らない人のほうが多いとは思いますが、知ってる人も多い。

先日は岐阜県大垣市の明星輪寺にて「数学の演奏会番外編」をおこないました。松尾芭蕉にお詳しい能楽師の安田登さんをお招きし、芭蕉ゆかりの地でもある大垣市の、芭蕉がおとずれ句を詠んだという明星輪寺で、数学者岡潔（おかきよし）と芭蕉について、お二人に存分語っていただきました。
最近は岡潔とけっこう一心同体では？という森田真生さんでして、その森田さんが話していることを大使は何回もよく聴いているつもりなんですが、安田さんのお話を交えながら聴きますと、また重層的にいろいろわかってきて、大変おもしろい会でした。

今年は、2月・5月・7月に講座、3月に今池凸凹大学校、8月に番外編と続きまして、今回ずいぶん久しぶりの演奏会となります。「前よりも安定して早くたくさん喋れるようになっている」という森田さんの、容赦ない早口を覚悟してお楽しみください。ご参加お待ちいたしております。

前回2013年11月1日（金）「数学の演奏会」のご報告はこちら
先月2014年8月31日（日）「数学の演奏会番外編」のご報告はおまちください

森田真生（もりたまさお）

独立研究者。1985年、東京都生まれ。東京大学理学部数学科を卒業後、独立。現在は京都に拠点を構え、在野で研究活動を続ける傍ら、全国各地で「数学の演奏会」や「大人のための数学講座」など、ライブ活動を行っている。「数学と情緒」（『考える人』2013年夏号）、「数学する身体」（『新潮』2013年9月号）、「計算と情緒」（同2014年1月号）、「繊細と幾何学（同2014年5月号）」、「零の場所（同2014年10月号）」など、数学に関する評論のほか、『週刊朝日』にてコラムも連載中。
名古屋では2010年より「数学の演奏会」や「圏論講座」などのレクチャー，また学生時代に縁のあった故荒川修作（名古屋出身の芸術家）作品である＜岐阜県養老天命反転地＞ツアーなどを開催。2011年より岐阜でも定期的に「演奏会」を開催したり，名古屋芸術大学や名古屋大学で講座をするなど，東海地方でも活動の場が広がっている。
「今自分たちで定義してしまっている人間じゃないものになりたい」。数学をベースに，「人として生きるとはどういうことか？」の問いに対し研究と活動を続ける，この”いかなる意味にも回収され得ない”人物の見事な話術と魅力にファンが増殖中。京都在住。公式ウェブサイト　Choreograph Life

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