養老天命反転地ツアー テーマ「荒川作品と私」 2010年8月6日（金）午後開催 ●こちらの行事は終了いたしました ガイド：森田真生（独立研究者）

みなさんは 「養老天命反転地」 というテーマパークをご存知でしょうか？ 大使はなかなか名前が覚えられなくて「天地反転地」「天地反命なんとか」などとうろ覚え状態が10年ほど続きました。 名古屋から電車で1時間ほどなのでそんなに遠くないのですが，今年やっと行きました。養老というのは，岐阜県養老町というところにあるからで，一応テーマパークという体裁なんですが，実際は普通のテーマパークとはだいぶ様子が違っております。どんなところかっていうと，平らなところが全くなくって，地面がでこぼこで，頭がくらくらするような部屋があったり，傾斜などで相当危険なところもあったり・・・と，とてもヒールのついた靴を履いてお出かけするような気軽な公園ではありません。（※ご参加いただく方は運動靴をご用意下さい。一本ゲタ大使の私もここではコワくてゲタは履きませんです。） 実際のところ，開園当初多くの人が新しいテーマパークができたと喜んで行ったそうですが，少なくない数の人々がほうぼうで滑ったり転んだりして怪我をしたということです！というわけで，現在ではヘルメットを貸し出ししていますし，園内には常に監視員がいます。よい公園ですね。 その養老天命反転地は，名古屋出身で今年5月に亡くなった鬼才 荒川修作 氏が設計しました。 荒川修作氏は武術研究家の甲野善紀氏とも長年交流があり，今回ガイドをして頂く森田真生氏にも縁の深い方でした。 というのも，森田氏は荒川修作氏が設計した東京都三鷹市にある「三鷹天命反転住宅」に数年間住んでいたんでした。 ニューヨークに居を構えていた荒川氏は時々帰国しては天命反転住宅を訪ね、そこで縁がつながったようです。 森田氏の話によると，天命反転住宅には球体の部屋があったり，押入れが全く無くて全ての荷物を吊り下げるように天井から紐がぶら下がっていたり，どこかしこも非常に風変わりな住宅のようです。この大使でも客人としてお邪魔するならともかく，住むということには不安を覚える住宅です！ 1月の名古屋で語ってくれた，天命反転住宅に住んでいた当時の話もそーとー面白いんですが，森田氏が語る荒川修作氏自身のとても常人とは思えないエピソードの数々がまたサイコーで，懇親会ではとめどなく大爆笑の渦が沸き，その天才的でイカした発想には一同感心したり感動したり，です☆ 今回は森田氏にそんな荒川修作話も交えていただきながら，荒川作品の中にどっぷり浸かって様々なことを思う存分語っていただきます。もちろん大いに語り合う企画です。森田氏も今回「養老天命反転地」を訪れるのは初めてとのことなので，数々の荒川作品に対して一体どんな見方・考え方をされるのか分かりませんが，私たちが全く考えも及ばない独自の視点を語っていただけることでしょう。 少人数の募集ですが、ご応募お待ちしております。 この行事は終了いたしました（2010年8月6日）

大使館ご案内へゲタでもどる